最近流行のジャージー素材のジャケットが気になり、麻布テーラーで思い切ってオーダーしてみました!
ジャージー素材のジャケットって、麻布テーラー公式のブログでは皆良い評価しかないですよね。
公式ブログなので、悪い事なんて書けない…大人の事情もあると思いますが、購入者としては本当の感想が聞きたいはずです。
なので、人柱としてジャージージャケットをオーダーしてみましたので、その感想をお伝えできればと思います!
この記事では、ジャージー素材のジャケットを仕立てて感じた良い点、悪い点と、着心地、実際に仕立てたジャージージャケットを画像と共にご紹介致します。
ジャージー素材とは
最近雑誌等で紹介されているジャージースーツ。
そもそもジャージー素材って何なの?という方へ。
【ジャージー素材とは】
- 織物ではなく、編み物の生地
- 伸縮性が高く、しわになりにくい。
(織物:ウール素材)
(編み物:ジャージー素材)
【与える印象】
- 織物(ウール等)→ かっちりした印象。
- 編み物(ジャージー)→ カジュアルな印象。
実際に仕立てたジャージージャケット
それでは麻布テーラーで実際に仕立てたジャージージャケットをご紹介します。
書家の紫舟さんの文字がカッコいいガーメントバック。
三つ折り式なので、コンパクトになります。
出張等に便利。
ジャケットはこんな感じです。
吊るしてみると
裏地は背抜き
ジャージー素材の場合、麻布テーラーでは裏地は背抜きのみです。
ラペル
ラペルはノッチドラペルにしました。
【ラペル(下襟)の種類】
- ノッチドラペル
下の画像の赤〇の部分が下斜めになっている形のもの。
シングルスーツの定番です。
- ピークドラペル
襟の先が鋭角で先が上に向いている形のもの。
ダブルのスーツに多い形です。基本、役職の高い人が着る物とされています。
ポケット
ポケットは今回、少し挑戦してフラップ無しのアウトポケットにしてみました。
ボタン
ボタンはオプションで水牛ボタンにしました。(追加費用3,500円(税抜き))
本切羽
ボタンホールは本切羽で。
ベント
ベントはセンターベント。
ジャージージャケットの注意点
ジャージー素材は編み物なので、通常のスーツとは違う注意点がありますので、ご紹介します。
長期間ハンガーに掛けていると伸びが生じる
ちなみに参考ですが、ジャージー素材はコットン100%です。
麻布テーラーの注文の流れ
麻布テーラーでの注文の流れは、基本的にスーツのオーダーと同じです。
- 最初に生地を選ぶ。
- ラペル等のデザインを決める。
- ボタン等の各種オプション
- 採寸
生地選びの不満点
これはスーツの時も思ったのですが、麻布テーラーでは生地を選ぶ際に、参考にする生地のサイズが小さいんですよね・・・
(参考:GRAND MARQUIS)
イメージとしては、本当にこれくらいの大きさです。
価格
今回掛かった価格は50,220円です。
(レシートを捨ててしまったのでクレジットカードの画像です。)
【内訳】
- 生地代:40,000円
- 水牛ボタン:3,500円
- 本切羽:3,000円
着心地
ジャージージャケットの着心地は、とにかく楽!これに尽きます。
普段のスーツのジャケットよりウエストを絞られているのですが、ジャージー素材は伸縮性があるので全く気になりません。
もちろんジャージーとは思えないしっかりとした作りなので、職場でも問題なく着られることもポイントですね。
良い点
- 着心地が楽
- しっかりとした作り
- しわになりにくい
- オンオフ使える
悪い点
- 毛羽立ちが目立つ
- ブラッシングできない
- ホコリが付きやすい?
- 2,3年で型崩れしそう・・・
これは個人的に感じた点です。
色が濃紺ということもあり、ホコリが付くと目立つんですよね・・・
普通のスーツであればブラッシングすれば取れるのですが、ジャージー素材はブラッシングできず、服用のコロコロで取っています。
ただ、かなり優しくコロコロしていますが、どうしても生地にダメージになり、毛羽立ってきちゃうなぁと感じます。
ジャケット自体も、大切に来ているつもりですが、数年で型崩れしちゃいそうな気がします・・・
寿命はどうしてもありますが、ウール等の生地と比べて、コストパフォーマンスが悪いかもしれません。
感想
ジャージージャケットを仕立ててみた感想ですが、総合的に満足はしています。
ジャケパンで職場でも問題なく着れて、尚且つ楽!というのは良いですね。
今回はかなりカジュアルよりに仕立てて、オフでも着れるようにしたので、かなり酷使されています笑
着心地は非常に楽ですし、しわになりにくいので、特に出張が多い方には一着あると便利だと思います。
ただ逆に、2着はいらないかなーというのも正直な感想です。
個人的には、ジャージー素材はどうしてもカジュアル、かっちりしないので、ズボンまでジャージーにしてしまうとやり過ぎな気がしてしまいます。
ジャケットで一着持っていると、汎用性が高く便利です。
【ジャージージャケットの感想】
- トラベルジャケットに最適
- 一着あれば十分かも
- 持っていなければ、仕立てる価値有り!