以前から夢だった、コートのオーダーに挑戦しました!
スーツのオーダーは何回かしたことがあっても、コートのオーダーは今回が初めて。
実際にオーダーしてみて、コートには、スーツとはまた違うポイントがあるなと感じました。
この記事では、スーツのオーダーとは違う、オーダーコートの注意するべきポイントと掛かった金額等をご紹介したいと思います。
オーダーコートをお願いしたお店
今回コートのオーダーをお願いしたお店は、『銀座山形屋』です。
非常に着心地が良いので、コートもお願いしようと思いました。
銀座山形屋についてはこちらの記事で紹介していますので、良ければご覧ください。
コートのオーダーの流れ
コートのオーダーの流れは、スーツ同様です。
【オーダーコートの流れ】
- カウンセリング
- 生地を選ぶ
- モデルを選ぶ
- 採寸
- ディテールを選ぶ
- フィッティング・完成
カウンセリング
今回は休日用ではなく、会社用に着ていくコートを仕立てたかったため、カウンセリングはすぐに終わりました。
生地を選ぶ
そして、コートのオーダーにおいて、注意するべきポイントでもあります!
生地のグラム数に注意!
生地には重さ(目付け)があります。
【生地の目付けとは】
目付けとは、織物や編地の単位当たりの重量
- 目付けが軽いと、薄くて着心地が軽くなる。春夏向き。
- 目付けが重いと、強度があり、暖かくなる。秋冬向き。
この生地のグラム数、コートなら400グラム前後がおすすめです!
ある程度のボリューム感があった方がコートの見栄えは良くなります。
生地が厚いとよりしっかりしたコートになりますが、屋内での暖房が暖かい関東では暑すぎる可能性も。
今回選んだ生地
今回選んだ生地は、ウール92%、ナイロン8%の目付け385グラムの生地を選びました。
生地の色は紺、柄は杉綾(ヘリンボーン)です。
ただ、通勤の満員電車で触れ合うケースが多いので、丈夫なウールの生地が私には合ってます!
やや目付けが385グラムと少な目ですが、杉綾(ヘリンボーン)の生地は一番しっかりとした織物なため、コートに最適です。
モデルを選ぶ
コートのモデルは定番の『シングルチェスターコート』に!
【シングルチェスターコート】
19 世紀、チェスターフィールド伯爵が最初に着用したことに由来するチェスターコート、数あるデザインの中でも最も格式が高いコートです。
銀座山形屋のコートモデル
銀座山形屋にはシングルチェスターコート以外にもいくつかのモデルがあります。
- ダブルトレンチコート
- ステンカラーコート
- ダブルアルスターコート
- ラグランステンカラーコート
(ダブルトレンチコート)
(ステンカラーコート)
(ダブルアルスターコート)
(ラグランステンカラーコート)
採寸
採寸はプロにお任せ。
ディテールを選ぶ
ディテールもコートのオーダーで重要なポイントです!
コートの長さ
コートの長さは好みで選びましょう。
- 膝上くらいの長さがクラシック。
- 短くするほどスポーティーの印象に。
ボタン
コートのボタンについて、『比翼仕立て』も可能です。
【比翼仕立てとは】
- ボタンやファスナー等が隠れる様に、二重にした前立ての処理の事。
- イメージしやすい例として、ジーンズの社会の窓がボタンのものは『比翼仕立て』です。
- コートにおいて比翼仕立ては、超クラシック。
黒のカシミアなどで作るもので、パーティー用に着るレベルです。 - ビジネス、普段使いであれば、3つボタンの段返りがおすすめ!
3つボタンの一番上が段返りとなって、正面からは見えなくなっています。
ベルト、スナップボタン等
ボタンを水牛にしたり、コートにベルトや袖にスナップボタンを加えることも可能です。
水牛ボタン、ベルトやスナップボタンは有料オプション。
ベルトやスナップボタンはよりスポーティーな雰囲気になりますね。
ポケット
ポケットも斜めや水平等選択できます。
個人的には斜めのスラントポケットにして、もう少しスポーティーにしても良かったかな。
裏地
裏地はお好みで大丈夫です。
私は生地より少し明るめの無地にしました。
フィッティング・完成
全て決定し、完成したらフィッティングをして終了です。
コートはスーツより時間がかかり、約1ヶ月程度で完成です。
今回掛かった金額
銀座山形屋でコートをオーダーして、掛かった金額は57,860円です!
体型に合わせたコートで6万円を切れれば、十分コスパ良いと思います。
実際に仕立てたコート
実際に仕立てたコートはこちらです。
超定番なコートが完成しました。
着てみると、やっぱり着心地が最高です。
ジャケットの上でもきつくなく、本当にジャストフィット!
ボタンも水牛に変更して良かった!
- コートのボタンはスーツより大きいため目立つ!
- 体型に合わせて仕立てられたコートの着心地は最高!
最後に
銀座山形屋でコートをオーダーした感想をご紹介致しました。
オーダーコートのポイントは、生地の重さや、用途をどうするか?だと思います!
個人的な考えですが、コートのオンオフ両用は難しいかもしれません。
よくある失敗例として、オンオフどちらにも使えるようにして、結局どっちでも使いづらくなることがあります。
私は今回、完全に通勤用にしたかったので、コートの長さを膝上にして、クラシックなコートにしました。
着心地が良すぎて、週5で大活躍!
オーダーコートも奥が深いと感じました。
オーダーコートは、既成のコートよりも間違いなく着心地が良いです。
今回思い切ってコートをオーダーしてみて、大満足!
ぜひオーダーコートに興味がある方の参考になればと思います。
コートを着た後は、必ずブラッシングのお手入れをしてあげましょう!