子宮卵管造影検査はタイミング法の切り札!
私も最初はタイミング法で妊娠したいと強く思っていました。
不妊治療について調べていくと、この『子宮卵管造影検査』というものを受けると妊娠しやすくなるという情報を目にします。
- 子宮卵管造影検査をすると妊娠しやすくなるというのは本当なの?
- そもそも、子宮卵管造影検査っていつ、どこで、どんなタイミングで受けるべきなの?
- 子宮卵管造影検査って凄い痛いんじゃないの?
- 費用はどれくらい?
子宮卵管造影検査について、色々なことが気になりますよね。
この記事では、私の経験談を参考に、そんな疑問にお答えしたいと思います!
子宮卵管造影検査とは
まず、子宮卵管造影検査についてご説明致します。
【子宮卵管造影検査とは】
- 子宮卵管造影検査とは、子宮腔内の異常(奇形や、ポリープ、粘下子宮筋腫など)の有無、左右卵管の通性(細くなったり、詰まったりしていないか)、機内施着の有無を調べる検査です。
- 不妊症の方の約30%は、卵管やその周囲に問題があって妊娠しにくい、と言われています。
- 卵管の代表的な検査には、通気検査や通水検査もありますが、情報量が多く正確性がより高いのは、子宮卵管造影検査です。
タイミング法、人工授精で妊娠できるかを調べるための検査でもあります。
子宮卵管造影の検査の流れ
田園都市レディースクリニックでの場合ですが、子宮卵管造影の検査の流れは、以下のとおりです。
【子宮卵管造影の検査の流れ】
- あらかじめ処方してある子宮の収縮を抑える薬を、検査を行う30分~1時間ほど前に少量の水で内服する。
- 来院後、内診台にて膣内を十分消毒し、造影剤を注入するための子宮内カテーテルを挿入する。
- レントゲン室に移動し、造影剤注入が緩徐にできる自動注入器により造影剤を注入し、撮影。
- 撮影終了後腔内を再度消毒。その後約10~15分後に造影剤が拡散しているかどうかもう1枚撮影。
- 検査終了後は、感染予防のため、念のため抗生物質を内服する。
子宮卵管造影検査を行う周期は、月経開始から検査終了翌日まで、性交法は控えてください。
子宮卵管造影検査をすると妊娠しやすくなる!?
不妊治療をしている方にとって、妊娠しやすくなるという情報は凄い気になりますよね!
実は、子宮卵管造影検査をすると、妊娠率が上昇することがわかっています!
- 子宮卵管造影検査は、造影剤が卵管を通過することにより、検査後の数周期は妊娠率が上昇することがわかっています!
- 子宮卵管造影検査は卵管の検査のみならず、治療効果も期待できる!ということです。
不妊治療を始めたきっかけの一つが、子宮卵管造影検査を受けてみたいからです!
子宮卵管造影検査後のゴールデンタイムとは
子宮卵管造影検査をした後の数周期のことが『ゴールデンタイム』です!
どれくらいゴールデンタイムが続くのかは個人差があります。
私の時は先生から、だいたい3周期くらいまでがチャンスと言われました。
子宮卵管造影検査を受けるタイミングは?
子宮卵管造影検査を受けるタイミングは病院によって異なると思いますが、田園都市レディースクリニックでは、最初の血液・ホルモン検査等が済んだ後に受けました。
参考に、私は2018年11月頃から田園都市レディースクリニックに通院し、一ヶ月の12月に子宮卵管造影検査を受けました。
不妊治療の血液・ホルモン検査等についてはこちらをご参考ください。
https://hunin-diary.com/hunin-kensa
子宮卵管造影検査の費用ってどれくらい?
子宮卵管造影検査自体は保険で可能です。
ただ、田園都市レディースクリニックでは、より安全で正確性が高く、かつ痛みを最小限におさえるための特殊な器械と材料を使用していますので、そのための材料費が別途自費でかかります。
検査にともなう費用は再診料、超音波検査、造影剤代、レントゲン代、薬代、画像診断料、
自費の材料費を含めて12000円前後でした。
田園都市レディースクリニックでは、ほぼ全ての方が上記方法(より安全で正確性が高く、かつ痛みを最小限におさえる方法)で実施をしています。
もし保険のみでの検査の実施をご希望の際には、あらかじめ病院にお伝えしましょう。
子宮卵管造影検査の痛みについて
次に、気になる子宮卵管造影検査の痛みについてお伝えしたいと思います。
まず、田園都市レディースクリニックで受けた説明は以下のとおりです。
【子宮卵管造影検査の痛みについて】
- カテーテルを挿入時に多少痛みを生ずることがある。
- 卵管が詰まったり非常に通りが悪いと、造影剤注入時に痛みを生ずることがある。
- 痛みの程度と頻度は下のグラフのとおりで、田園都市レディースクリニックの検査法を用いると、実際にひどい痛みを感じるかたは少数。
私の経験談
それでは、私はどうだったと言いますと…
なかなかの痛みを感じましたが、我慢できないほどではない!
でした。
グラフでいうなら、11%の中等度でしょうか。
最初は全く痛みがなかったのですが、最後、卵管を造影剤が通る時にズゥンとした重さと痛みを感じました。
私の検査結果
私の子宮卵管造影検査の結果は、卵管がやや狭窄(卵管が狭い)しているが、なんとか造影剤が通りました。
造影剤が通ったということは精子も通れるので、タイミングを合わせれば精子と卵子が出会うはず…
なのですが、私たちは子宮卵管造影検査後のゴールデンタイムでも駄目でした…
夫の精子も大丈夫、私の血液・ホルモン検査等の数値も問題なく、排卵はしっかりしているので、この時期からいよいよ何が原因かわからなくなりました。
最後に
子宮卵管造影検査について、私の経験談と大切なポイントをご紹介しました。
卵管が閉じていると、どんなにタイミングを取っても妊娠できません。
不妊治療で子宮卵管造影検査はとても大切な検査です。
痛みが怖いとは思いますが、自分の卵管がちゃんと通じているかを確認できますし、何より検査後は妊娠率が上昇する『ゴールデンタイム』があります!
私自身は残念ながら効果がなかったのですが…まだの方は一度検査されることをおすすめします。
不妊治療で最初に検査する血液・ホルモン検査等についてはこちらの記事をご参考ください。
https://hunin-diary.com/hunin-kensa